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ネクセラファーマ(株)【4565】の掲示板 2021/06/29〜2021/07/07

>>264

今年の1月のJ.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンスのQ&Aで
そーせいM4(HTL16878)の優位性が説明されていますね。

Q:M4作動薬(HTL16878)について、競合となりうるKarXT(Karuna社)やCVL -231(cerevel社)に比べてどこが優れていますか?
A:効果と副作用の両面から、HTL16878の方が優れている可能性があります

我々のHTL16878と他社の薬を直接比較したわけではありませんが、Phase1試験のデータ(参考)からはHTL16878の方がKarXT(Karuna社)やCVL -231(cerevel社)よりも安全性が高い可能性が示唆されています。特に、KarXTはM1/M4作動薬のキサノメリンの副作用を、トロスピウム(脳内移行性の低いムスカリン受容体拮抗薬)との合剤にして押さえるメカニズムなので、純粋にM4受容体への選択性を高めたHTL16878と比べると、どうしても副作用のコントロールが難しくなりがちです。一方、CVL -231はポジティブアロステリックモジュレーター(PAM)と呼ばれるメカニズムで、M4受容体を直接刺激する我々のやり方とは異なり、M4受容体のアセチルコリンに対する感受性を上げて、間接的に刺激に反応しやすくするものです。この場合、患者様の脳内のアセチルコリンの量が減れば減るほど、そもそも刺激するものが無いので、PAMの効果は減弱すると考えられます。