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遺伝子操作細胞で英1歳女児の白血病を治療、世界初
2015年11月6日 16時41分
AFPBB News （抜粋）

【AFP＝時事】英ロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院（GOSH）は5日、白血病を患う1歳女児に対し遺伝子操作した細胞を使ったがん治療を世界で初めて行い、成功したと発表した。
この女児は、生後わずか14週間で小児がんに多い急性リンパ性白血病と診断された。抗がん剤治療や骨髄移植が試みられたが、再発してしまい、両親は医師から終末期医療も考慮するようにと告げられていた。
そこへGOSHから新しい治療法の臨床試験を受けないかとの打診があった。
この治療法では、健康なドナーから提供された白血球とT細胞を操作し、薬剤耐性のある白血病細胞を攻撃・死滅させるよう改変。遺伝子操作された細胞「UCART19」をレイラちゃんに少量注入した。数週間後、効果があったことが両親に報告されたという。
医師団は、極めて有効な治療法となる可能性があると指摘。GOSH顧問を務める免疫学者で、ロンドン大学（UCL）小児保健研究所（Institute of Child Health）の細胞・遺伝子治療の専門家、ワシーム・カシム「再現できれば、白血病をはじめとするがん治療にとって非常に大きな前進だ」と述べている。

がんに遺伝子治療。研究進んでますね。