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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2024/04/19〜2024/04/24

【会社説明会でのACRLについての質疑】(その3)

【司会】早期発見、早期治療が出来るかどうかで、その方の人生が大きく変わってくるので非常に重要なスクリーニングだと思うのですが、拡大スクリーニング検査とは、どのようなものであるのかを、大越さんから説明していただきたいと思います。

【大越】まず、新生児マススクリーニング検査というものがございますが、こちらは20疾患を対象にして、公費負担で受けられる検査となっております。この検査は、どの自治体でお生まれになっても全ての赤ちゃんが受けられる検査になります。

一方、治療薬や治療法が確立されていて早期発見、早期治療が重要と言われている有償の拡大スクリーニング検査はオプショナルスクリーニング検査とも言いますが、我々が行っているものです。

この拡大スクリーニング検査の一番の課題点は検査対象になっているものを、全て等しく受けることができない点にあります。自治体や地域によって検査対象になっていない状況が、まだ半数ほどあります。ですので、ACRLとしてはどの自治体で生まれても、検査が可能となる体制になるように寄与できるよう取り組んでいきたいと思っています。

【司会】さきほど、疾患の早期発見、治療が大切だとの話でしたが、もう少し踏み込んだ具体的な話をお願いしたいと思います。

【大越】いま、ACRLが受託しているのは9疾患ですが、今回2疾患について簡単に説明いたします。一つ目は重症免疫不全症ですが、これらは免疫細胞がうまく機能せず、感染症に対する免疫がうまく獲得できないという病気なのですが、いま一番の問題となっているのは、生まれて2ヶ月ぐらいで、さまざまなワクチン接種が行われるのですが、その中で、生ワクチンと呼ばれるものがあるのですが、その成分の中に、ウイルスが入っているので、ワクチン接種によって感染症を引き起こして、重症感染症となり死に至るというケースが実際にございます。