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東和薬品(株)【4553】の掲示板 2021/10/28〜2023/05/25

同感です。私は前から日医工のことをジェネリック業界の被害担当艦と定義しています。
日医工は、品質問題発生前から原価率が非常に高かった。
危機前の損益計算書の時点で、それは如実に現れていて、
簡単に赤字になり得る体質でした。
だから日医工が本当に消えてしまうのは、
かえって沢井や東和の損害となると言ってきました。
日医工は消えませんでしたが、不採算品を整理しはじめていますよね。
これは沢井や東和にとっては不利益です。

ただし、沢井や東和は過去に比べて、原価率はかなり上がってきていますが、
まだ余裕はあります。
その一方で、売上高や販売数量の動向を見ると、
爆発的に売れる新規収載品がなければ出荷数量の大幅増は困難だと予想しています。
すでに在庫滞留の兆候が出てきていると私は感じています。
言い換えれば過剰生産力になっていないでしょうか?
ジェネリック会社のさらなる設備投資は危険だというのが今の私の意見です。

売上で利益が出ても減価償却費で損益が削られていけば、
確実に会社の体力は消耗します。
だから私は、最新の決算ごとに減価償却費の増え方に注目して、
その推移には注意を払うべきだと言い続けています。
具体的にいえば、東和の場合、建設仮勘定が多すぎると思います。
これは完成していない建物だから、まだ減価償却費に上がってきていない。
さらに新工場には人員採用も必要になってくる。
これらは固定費が上がるので損益分岐点が高くなっていきます。