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住友ファーマ(株)【4506】の掲示板 2015/04/29〜2015/08/21

大日本住友、発達障害の治療薬開発へ 17年度にも米で販売申請
2015/8/12 0:00日本経済新聞 電子版
 大日本住友製薬は子供の発達障害の治療薬を開発する。米国では約450万人の患者がいるとされる「ADHD(注意欠如・多動症)」という病気で、落ち着きがなく動き回ったり注意力が散漫になったりする。現在、小児患者を対象とした臨床試験(治験)で効果を確認中で、2016年にも最終的な治験を実施する。17年度に米食品医薬品局(FDA)に販売申請して製品化を目指し、年500億円規模の大型薬に育てたい考えだ。
 ADHDは子供の時に発症して治療が遅れれば、成人しても通常の社会生活を送りにくくなる。米国では様々な薬が使われている。ただ、ほとんどが中枢神経を刺激し麻薬のように薬物依存性が高くなることが社会問題になっている。
 大日本住友の新薬はドーパミンなどの神経伝達物質の吸収を阻害し気持ちを落ち着かせる効果があり、依存性が低いとされる。
 大日本住友は今年春から約330人の小児患者を対象に治験で効果を確認中。16年にも最終的な治験を実施したうえで、18年度をメドに米国で販売したい考え。成人向けの治療薬も製品化する方針だ。
 同社は米国で年間1000億円近くを売り上げる精神病治療薬「ラツーダ」の特許切れを19年初めに控えている。ラツーダの特許切れ後をにらみ、経営基盤を安定させるためにADHD治療薬など有望な新薬開発を急ぐ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO90432950R10C15A8TJC000/