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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2022/12/30〜2023/01/19



山中因子とは京都大学山中伸弥教授が発見した皮膚などの体細胞を万能性であるiPS細胞に変化させる遺伝子群のことです。

米国のハーバード大学(Harvard University)から報告されており、DNAやタンパク質に起こる化学的修飾パターンの劣化が主因の老化を、山中因子によって回復し逆転させられることが示されました。

米国のバイオ企業「Rejuvenate Bio」が行った研究では、老齢マウスに山中因子を与え、DNAの化学的修飾パターンを変化させ、平均余命を2倍に伸ばすことに成功したという。

これまで老化は主に、時間経過によってDNAの塩基配列にエラーが蓄積する「遺伝子の劣化」だと考えられてきました。

しかし新たな研究(特に1つ目)では老化の主因は「遺伝子の劣化」ではなくDNAやタンパク質に付着した「化学的修飾パターンの劣化」であり、山中因子は化学修飾パターンを若い状態にもどすことで若返りを起こせる可能性が示されたのです。

研究者たちは「この発見は動物の年齢を自由に前後させる方法を示しており、将来的には人間の若返りも可能になる」と述べています。

永らくフィクションの世界だけに存在した「若返り技術」が、遂に現実世界に現れようとしているかもしれません。

1つ目の研究内容の詳細は2022年12月27日に『Cell』にて、2つ目の研究内容の詳細は2023年1月5日にプレプリントサーバーである『bioRxiv』にて公開されました。

1月17日 ナゾロジーより