日清紡ホールディングス(株)【3105】の掲示板 2019/05/10〜2019/12/03
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日清紡HDの政策保有株(特定株式)
当社1812期、持ち合い他社開示済み最近期有報および大量保有報告より。
1.当社保有有価証券は時価簿価952億、評価益340億で総資産の15%。
政策保有は66銘柄、36百万株、時価簿価615億で総資産の10%。
2.トヨタ、BARARD POWER(燃料電池)など政策保有と認められるもの13百万株、390億で総資産の6%
3.相手側保有も認められ、持ち合い株とみられるもので株数の多いもの
四国化成、帝人、日本毛織、日清製粉、セントラル硝子の5社計12百万株、146億で総資産の2.3%
これら5社の当社株保有合計14百万株、189億、当社発行済株式の7.7%
4.当社保有金融株の大きなもの
みずほ銀6.5百万株、三菱UFJグループ1百万株、2社時価簿価計17億
当社株を多く保有している金融機関
三井住友G(日興ASM他)10百万株、野村証券G(Nー ASM他)16百万株
みずほG(ASM ONE他)11百万株、三菱UFJG(MS-MUFG他)9百万株
4グループ計46百万株 当社発行済株式の26%
これは各グループ内で銀行・証券から投資機関に昨秋~今4月に移動された後で持ち合いとはいえない。
当社の将来性ありと見れば必ずしも売ってこない、売ってきた場合には市場で自社株買いし消却すべき。
なお、当社保有金融株は処分すべき。
5.事業会社5社の持ち合い株数は当社発行済株式の7.7%、その放出は当社浮動株比率9.8%を倍近くに希薄化させる。
これに対しては、当社保有相手株との株式交換で解消し消却すべき。それにより、EPSを8%、ROEを6%押し上げる。
6.政策保有株の内、2、3、4以外は62億にすぎず、あまり問題ではない。
7.売り圧力を回避するために期待されるのは、
持ち合い解消の動きへの対応方針の明確な表明
今通期予想の早期上方修正
2016~2018で終了している中期3年計画の2019~2021版発表
8月中旬の統合報告書での将来展開のためのM&A等の踏み込んだ言及
べったら漬風 2019年6月2日 16:30
5月31日日経記事 「政策保有株 売り広がる」
”金融庁・東証による政策保有株(持ち合い)削減指導強化により今後この流れが広がる”
”投資効率を無視した持ち合いは資産の有効活用の妨げになり、企業統治・競争が甘くなる”
”今後は保有株式売却による資金の活用が焦点”
これらの見解には賛成ではあるが、持ち合い解消の方法に追及が甘い点に不満である。
そもそも、持ち合いはムラ社会的なれ合いの風土で一般株主を軽視して始まったもので、発行株式数のかなりの量を固定株化して非流動化したもの。
その解消を市場において行うことは一時的売り圧力だけでなく、流通株式増大により急激な希薄化を招く。
つまり自分達の都合で始めた持ち合いを市場の一般株主に押し付けることになる。
・持ち合い株式の交換後消却
・市場で自社株買いで受け消却
のどちらかで一般株主に不利を被らせないように解消すべきである。
で、日清紡HDについて調べてみた(次投稿へ)