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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2017/07/20〜2017/07/21

まぁこれは以前にも投稿した新味のないものだけど、Pirfenidoneの膵臓癌への適応早く実現して欲しいよね。
特に膵臓癌の場合は抗がん剤がうまく癌本体に到達できないという難点があるんだけど、Pirfenidoneの投与により
抗がん剤が癌細胞へ到達しやすくなる効果もあるというのは何気に凄いことだよね。
ではおやすみなさい。

146. 間葉系幹細胞を標的とした膵癌新規治療法
池永 直樹
九州大学 大学院医学研究院  臨床・腫瘍外科

癌細胞,PSCsの亜集団を対象とした機能的解析の一方で,膵癌における間質標的治療の有効性を明らかにするため,
肺特発線維症の治療薬であるPirfenidoneのPSCsに対する効果についても検討した.PirfenidoneはPSCsに直接 作用しPSCsの増殖を抑制するだけでなく,platelet-derived growth factor (PDGF),hepatocyte growth factor (HGF) などの成長因子の分泌を抑制したり,Collagen type Iなどの細胞外基質の産生を低下させることが新たに明らかとなった.
Pirfenidoneの投与によりPSCsの増殖,細胞外基質生成,成長因子分泌が抑制される.癌間質相互作用のブロックだけ
でなく,desmoplasiaの低減によりGemcitabineが癌細胞へ到達しやすくなる効果もあると考えられる.
癌細胞とPSCsとを共移植したマウス同所移植モデルに膵癌治療薬であるGemcitabineとPirfenidoneを併用投与したところ,Gemcitabine単独投与と比較し膵癌の進展を劇的に抑制できることも証明され 4),間質標的治療の有効性が示された.
今後はブロードな間質標的治療から,より詳細な細胞間相互作用関連分子を標的とした,新たな治療薬の開発に期待が
かかる.