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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2017/05/08

またとある文献からの抜粋、こんなの見てしまうと、肺癌への適応拡大のパイプライン追加をどうしても期待してし
まうね。
では、おやすみなさい。

特発性肺線維症患者に限定した場合のピルフェニドン非投与群の1年、5年、10年での累積肺癌発生率は0.9%、18.3%、26.8%であり、一方ピルフェニドン投与群の累積肺癌発生率は0%、2.5%、6.4%であった。

癌の発生、すなわち、癌の悪性化と増殖には癌微小環境が重要な働きをしており、その中でも癌発生部の間質組織の線維芽細胞や間葉系幹細胞、癌細胞自身からの上皮-間葉転換(Epithelial-mesenchymal transition:EMT)若しくは骨髄由来間葉系細胞等から由来した、活性化された線維芽細胞(Cancer-associatedfibroblast:CAF)が深くその癌の悪性化と増殖に関与している。ピルフェニドンは、これら癌微小環境の活性化に関与するベータ型変異増殖因子(TGF-β:Transforming growth factor-β)を阻害することにより、活性化された線維芽細胞の発生を抑制し、前癌状態で癌の発現を抑制するものと考えられた。この癌の発現抑制作用は、公知の実験手法により確認することができる。