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鹿島【1812】の掲示板 2016/06/07〜2017/03/20

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<建設通信新聞>[ 2016-11-02 4面 面名:4面]
<< リニア・南アルプストンネル新設(長野工区)起工/JR東海 >>【最大土被り1400mの難工事に挑む】

 JR東海は1日、長野県大鹿村の現地で、リニア中央新幹線(品川~名古屋間)の南アルプストンネル新設(長野工区)の安全祈願・起工式を開いた。同県初の本体工事と共に、南アルプスを貫く長大山岳トンネル建設プロジェクトで、鹿島・飛島建設・フジタJVが施工。環境に配慮しながら国内最高水準の土木施工技術を駆使して約10年に及ぶ工事に挑み、2027年の開業を目指す。

 起工式後に会見した柘植社長は「南アルプストンネルは、土被りが1400mという是までに無い難しい工事になる。鹿島、飛島建設、フジタの皆さんと一緒になってこの難工事を乗り切りたい。なによりも安全に工事を進めると共に、環境の保全や地域の連携をとって進めていく」との姿勢を示した。

 施工者を代表して挨拶した鹿島の茅野正恭副社長は、「今回、この歴史的な工事を担当させて頂く事になり、安全第一を再度心に刻んだ。技術的にも大変難しい工事だが、是まで培ってきた経験と共に、地元の皆さんの理解を得ながら、無事故・無災害で工期内に終わらせる」との決意を示した。

 南アルプストンネルは、内径約13m、内空有効断面積約74㎡で、山岳トンネルでは同線内で最長の約25㎞。山梨県境から直線で静岡、長野県境に位置する標高3000m級の稜線の中で比較的標高が低い小河内岳の南側を通り長野県に入る。最大の土被りは静岡、長野県境付近で最大約1400m。このうち、長野工区は長野県内約8.4㎞の本線トンネル工事。最大土被り1000m以上の区間を含め主に四万十層群、中古生層群の地層に山岳トンネルを構築するため、高度な施工技術が必要となる。本線トンネルのほか、先進坑や非常口(斜坑)なども含む。工期は26年11月30日まで。工事場所は大鹿村。

 鹿島・飛島・フジタJV中央新幹線南アルプストンネル(長野工区)工事事務所・鎌城隆所長(鹿島)の話 
「この日が我々のスタート。今後、工事を始める責任の重大さと待ちに待ったという両面の気持ちだ。特に地元との調和を含めて安全に対する第一線の責任者という自覚を強く持ちながら工事に取り組んでいきたい」

~~文字数の制約により一部文を省略いたしました~~