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GX NASDAQ100・カバード・コール【2865】の掲示板 〜2024/04/30

>>393

 普通の会社の株の場合、利益とか配当金って、その会社の事業から来ますよね。だから、同じ会社の株を安く買えたら得、とか、株価が安い時に買うと配当利回りが上がる、ということが起きるのですが、このETFの場合、株価が下がったら資産も減って配当も減って配当利回りは常に月に1%が上限だし、株価が上がっていればその上がった金額の1%が上限になるので、安い時に買うのを狙う意味があんまり無いように思います。株数で見るから安い高いだけど、実質は元本割れのある高利預金なので自分が預金したい金額だけ預金するのと同じかと。マーケットメイクがあるので、常にPBRは1。つまり、お得に買えるということはない。そうなると配当をもらう回数を減らしてまで待つ理由はない。
 そうは言ってもキャピタルゲインやロスがあるでしょ、と言われたらその通りなんだけど、こっちは神のみぞ知るでどうなるかわからない。普通の株は売られすぎ、買われすぎで値段が外れたら復元力があるけど、これに関しては売られすぎ買われすぎはなくて、つねにNAV近辺にマーケットメイクされるから、「下がったから上がる」「上がったから下がる」という力は一切働かない。言ってしまえば常にリセット。過去の値動きは全く影響力が無くて、オプションが売れた分だけ上がって、NASDAQ100に何かあれば下がる。下がる方は予測不可とすれば、期間が長ければオプションプレミアムが入る回数が増える、ということだけが唯一予測可能なことなので、「次の配当金が出る前に買うのが得」ということは言えるのかな、と。もちろん、買うか買わないかという判断はそれより高位で、そっちが偉いのだけど、買うと決めた場合は、権利落ちよりは前に買うのが正解かと。
 マーケットメイクにより、常に正しい値段で売り買いされている、というのが普通の株とETFの大きな違いかなと思います。特にこのETFは値下がり自由だけど値上がりは速度が限定されるので、キャピタルロスを回避したいから買わない、か、キャピタルゲイン(に見える毎月のプレミアムの積み立て)と分配金を多く得たいから早く買う、の二択になるかと思います。で、その時に今の株価は何の判断材料にもならない。常に適正価格、買うなら「今でしょ」しかないわけですね。
 ETFは便利だけど、うっかり通常企業の株式と同じ感覚で売り買いしちゃうと危ないですね。証券会社は宣伝ばかりじゃなくて、NAVとかマーケットメイクとかについても、しっかり広報すべきです。