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(株)ビジョナリーホールディングス【9263】の掲示板 2018/05/16〜2018/05/19

今月から始まった新しい期はビジョナリーホールディングにとって資本政策が大きなポイントになるのではと思っています。開示されている資料を分析した雑感です。一部過去の投稿と重複しております。

過去8年の赤字経営を大手術で安定して利益の出る体質になりましたが、大手術の過程で行った増資(行使価格修正条項付新株予約権の発行を含む)の弊害(発行済株式の多さと純資産に含まれている約18億円の社債型優先株式と約2億円の累積配当という隠れ債務)の処理が今年の5月以降始まる可能性があります。株主による優先株式の買取請求は配当後の純利益の50%というキャップがあるためいきなり債務超過になることはありませんが、純資産を毀損する事は間違いありません。ですがメガネスーパーが税務上の中小企業になったことで、昨年6月に会社が発表した中期計画通りの業績が達成されれば、21年4月期までの累計で約40億円の純利益が確保され、利益剰余金から優先株式の償還と配当原資が確保されます。この処理のため再度増資や行使価格修正条項付新株予約権の発行という手法を採用するということも考えら得ますが、利益剰余金を原資とした方が復帰配したときの資金負担抑止および企業価値向上による支えてきた株主(私はこの4月からインしたので支えてきた株主ではありませんが)への還元といった点から好ましいと考えてます。

とはいえ、今年の4月決算で大幅な増益がなされたとしても純資産は約10億円程度であるため、もし優先株式の買取請求があった場合は、現預金残高と純資産の相対で考えなければならず難しい舵取りになることは間違いありませんが、2年前の行使価格修正条項付新株予約権の発行のような再現は避けていただきたいと1株主として希望します。(個人的には2年前の行使価格修正条項付新株予約権の発行は良策ではなかったと考えています)。