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ティアンドエス(株)【4055】の掲示板 2024/02/17〜2024/04/03

そのPSMCが何とパワースピンと提携し、2029年からMRAMの量産を目指すというのだ。MRAMは記憶用半導体の中でも異色の磁気記録式メモリーであり、いわゆるスピントロニクステクノロジーを使うことによって消費電力を圧倒的に下げられるのだ。消費電力は普通に考えても既存のメモリーの10分の1に抑えられる。

 使いようによっては電力を1000分の1に抑えられるのだ。次世代のメタバースにおける本命デバイスともいわれるスマートウォッチに採用されることは必然的となってくるだろう。これまではすべてDRAMが搭載されていたが、MRAMに変えることによってまさにゲームチェンジになるわけであり、消費電力をものすごく抑えることができる。また、生成AI向けデータセンターの利用にも十分貢献することが予想されている。

 「SDGs革命が進展する中で、車載向け半導体の消費電力をどう抑えるかが、まさに緊急課題となっている。我々の開発では、ロジックやパワー半導体もあわせてモジュール化することでMRAMをコアに使えば、圧倒的な低消費電力が実現できる。また、問題となっていた高温に対する耐久性も実証されてきた」(遠藤氏)