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(株)ブイキューブ【3681】の掲示板 2016/02/15〜2016/03/21

 VCはVRJを設立して、クラウド型ドローンによる遠隔ソリューションを展開している。トンネルや橋梁などのインフラ点検、地方自治体における災害対策、警察、消防利用、工場・大規模施設メンテナンス、遠隔監視など、商用ドローン市場に参入し、「今夏から来年にかけて成長していく」と社長も宣言している。

 この商用ドローン市場に、デンソーが参入すると本日発表したので、この市場2023年(2230億円)の拡大にも弾みが付きそうだ。

(参考)
デンソー、ドローン参入 車の制御技術活用
橋など点検向け
2016/3/21 日本経済新聞 電子版
 デンソーは小型無人飛行機(ドローン)に参入する。自動車部品で培った機体制御や通信の技術を活用。人が目視できない橋梁や山間部の構造物の点検、ひびの発見といったインフラや公共サービスの用途を開拓する。建設関連のコンサルタントなどと組み、1~2年内の製品投入を目指す。

 すでに複数の企業などと現場での活用を前提とした実証実験を行っており、近く新部署を立ち上げてニーズの把握や販路の開拓を本格化する。

 同社はもともとブレーキや車体制御に定評があるうえ、センサーなどで障害物や車間距離を把握し、安全性を高めるシステムの開発を強化している。すでに自動車同士や自動車と車道の間の通信によって事故を防ぐ装置を投入している。

 こうした自動車で培ったセンサーや通信の技術を使い、風の強い現場など悪条件でも使えるドローンを投入。既存製品にない特長を打ち出して販売を拡大する考えだ。

 これまでドローンの開発はベンチャー企業が中心で、大手メーカーが手掛けるのはめずらしい。

 最近はグーグルを傘下に持つアルファベットなど米IT(情報技術)大手が開発に力を入れ、日本でもソニーモバイルコミュニケーションズ(東京・品川)がベンチャーのZMP(同・文京)と量産を始めた。物品の輸送や建築物の点検など法人向け需要が拡大する見通しとなったためだ。

 こうした商用ドローンの市場規模は23年には年20億ドル(約2230億円)に達するという予測がある。自動車向けで先進的技術を持つデンソーが参入することにより、日本のドローン関連市場の拡大にも弾みが付きそうだ。