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サンバイオ(株)【4592】の掲示板 2018/04/02〜2018/04/08

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shi***** 強く買いたい 2018年4月4日 13:58

今回のMSSOが発表されてから「創業者が野村に貸株する!」「野村が空売りする!」「だから株価はダダ下がり!」という書き込みが執拗にされています。
あまりに無知なので馬鹿らしく見ていましたが、誰もきちんと反論できていませんのでご参考までに。

今回のような新株予約権型の資金調達の場合、引受先(今回は野村)が新株予約権を行使して株が売れるよう現株になるまで数日の間が空いてしまいます。
これは新株予約権を行使したことのある方なら誰でもご存じの通りです。

野村は当日終値×90%で行使できますから理論上は最大10%抜けますが、行使日直後に売買できなければ、この最大10%の利幅が抜けるかわかりません。
行使日から現株になるまでの数日間に、株価が下がれば下がるほど野村はこの利幅が小さくなっていきます。

引受先にとっては、単純な公募増資の手数料より稼げる可能性が高い一方で、この利幅が下がってしまうと最悪の場合は公募増資の場合の手数料以下になってしまいます。
つまり引受先にとって、発行体の資金調達の手数料を得る方法としてはハイリスクハイリターンです。

引受先がリスクをできるだけ抑えて利幅10%からの逸脱を平準化するために、発行される新株予約権の範囲内で、このような株の貸借契約を大株主との間で行うのは極めて普通のことです。
引受先が新株予約権を行使後、すぐに売却して可能な限り10%に近い利幅を確保できるようにするために事前に貸株を用意しておき、行使後は貸株を先に売却、数日後に現株ができたらそれで返す、ということをやります。

これは具体的にIRにも記載されています。
(5)株券貸借に関する契約
本新株予約権の発行に伴い、当社代表取締役会長である川西徹及び当社代表取締役社長である森敬太
は、その保有する当社株式について割当予定先への貸株を行う予定であります。
本新株予約権に関して、割当予定先は、本新株予約権の権利行使により取得することとなる当社普通
株式の数量の範囲内で行う売付け等以外の本件に関わる空売りを目的として、当社普通株式の借株は行
いません。

「野村に大量に空売りされる!」「経営者は野村と組んで大儲け!」などと売り煽っている人達は、ここに記載されている内容が理解できず、「空売り」という言葉にだけ過敏に反応しているだけで、無知というほかありません。