ソレイジア・ファーマ(株)【4597】の掲示板 2017/06/17〜2017/06/19

>>1242

　エーザイや武田薬品工業など約25社が、新興国での薬の製造や流通を共同で展開する。政府主導で年内に社団法人を設立。製薬や物流、卸などの業種を超えて集結し、アジアやアフリカなどでの医薬品市場を開拓する。2019年度にベトナムやタイで事業を開始。欧米の製薬大手に比べ資金量で劣るため、日本は官民連携で海外の医療需要を取り込む。
　厚生労働省など関係各省は政府系ファンドを使って資金支援したり、相手国政府と薬事制度の改革を巡る交渉を進めたりする。こうした地ならしを踏まえ、企業が製薬工場の建設・管理や商品流通を共同で手掛ける。
　共同展開に加わるのは、富士製薬工業や協和発酵キリンなど製薬の大手・中堅や、メディパルホールディングスやアルフレッサホールディングスなどの卸。物流のヤマトロジスティクスやインフラ開発の日揮なども加わる見通しで、業種横断で参加社を増やしていく。
　アジアやアフリカなどには法律が未整備で、企業単独の進出がリスクとなる地域もある。ただ医療や介護のニーズはさらに高まるとみられ、欧米の製薬大手は現地進出で需要を開拓している。日本勢でも北原国際病院（東京都八王子市）がベトナム・ハノイの国立病院に日本式のリハビリテーションセンターを設立する動きがあり、官民連携で海外展開を加速する。

2017/06/17　日経電子版記事より