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(株)商船三井【9104】の掲示板 2022/11/01

続きです。

上期は供給網の混乱の長期化による在庫積み増しなどを背景に、好調な事業環境が続いた。コンテナ船事業では短期のスポット(随時契約)運賃に加え、1年単位の長期契約運賃の引き上げが進み、利益水準が大きく引き上げられた。

ただ、足元では欧米のインフレや利上げによる景気減速を受けて、コンテナ船運賃が急激に下落している。国際指標である上海航運交易所の10月末時点のスポット運賃は、4月初旬比で上海発米西海岸向けが76%安、上海発欧州向けが67%も下落し、新型コロナウイルス禍前の水準に近づいている。

純利益は上期が前年同期比2.2倍の6015億円となるが、下期(22年10月~23年3月期)は57%減の1885億円になる見通し。記者会見した橋本剛社長は来期以降のコンテナ船事業について「極端に悲観的な見方はしていない。ただ、世界経済全体が調整色を強めており、下期に比べてもう一段軟調なマーケットになるとみている」と語った。

同日、今期の期末配当を50円増の250円とし、年間配当を550円に引き上げると発表した。