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(株)カチタス【8919】の掲示板 2020/09/22〜2022/10/28

>>61

理由はコレだよね。

PER30倍ってのは不動産業平均の4倍の割高水準なわけで、売上が10年で4倍になる、程度の市場の期待度が乗っている。

例え上方修正が出たとしても、それだけの期待度がのっている銘柄の売上成長率には程遠いのだから、上向きの株価が反応するはずがない。

確かに、カチタスは地方の中古再販マーケットを独占していると言っていい企業だけど、じゃあやってることはカチタスにしかできないことなんですかっていうと、決してそういうわけじゃない。

追随する企業、特に地方有力不動産業者がリノベ再販事業に手を出しつつある昨今、10年で4倍の売上にならないといけない期待度は本当にカチタスに対する適正な評価なのだろうか、ってことを考えなければいけない。

カチタスは良い企業に違いない。しかし、だからといって、じゃあダイワの4倍魅力ありますか?セキスイの4倍魅力ありますか?ケイアイの4倍魅力ありますか?その他の不動産企業と比べて、10年で4倍の売上になる成長率を維持できる企業ですか?(おおよそ毎年15%ずつの売上成長が必要)維持できる市場ですか?

こういうことをしっかりと計算して、投資しなければいけない。その上で、「いや、出来るでしょ」なら長期ホールドすればいいだけだし、「さすがにそこまでは難しいだろう」なら、今の株価は割高すぎるのだから損切しなければいけない。



個人的には、直近5年で10%ずつ、6~10年後は5%ずつの成長として、10年後にPERが10倍に落ち着く、というのが適正な水準だと考えていて、となれば現PERは20倍程度が妥当。

つまり適正株価は1700円前後だと考えている。それよりも成長率が上振れると確信するならもっと高い金額で買っても良いし、下振れるならもっと安く買わなければいけない。

雰囲気投資家は養分でしかない。こういったある程度ビジネスモデルが確立されて、毎年何百%成長なんてことが絶対に起こらないビジネスモデルは、ある程度計算でその会社の価値を算出できるのだから、雰囲気でトレードをしてはいけない。