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(株)カチタス【8919】の掲示板 2019/05/14〜2020/09/21

久々の投稿。

ちょっと前に「中古再生ビジネスモデルはこれからどんどん競争過密になるから、今のカチタスの株価は期待が織り込まれすぎていて非常に割高」って書きこんで、そういうスタンスだったんだけど、最近ちょっと変わってきた。

私はカチタスから独立して中古再販ビジネスモデルで会社を経営していてかなり順調にいっているけれど、ここ数年で立ち上がった中古再販業者がかなりの数潰れたり、撤退していったりしている。理由は「利益が全然でないから、客のクレームの手間考えるとリターンが少ないから、潰して土地で売った方が楽」など。

ウチは社員数数名程度の小さな会社で、特に売買は自分が営業頭として個人の顧客に応対していて、ハッキリ言って自身の営業力のみで会社の利益を稼いでいる状態。つまり、多分だけど、中古再販の会社で独立しなくて、別にもっと普通なビジネスモデルで独立しても食っていける営業力を自身が持っている。

一方、元々食っていけなくて中古再販もやってみました、なんて会社もたくさん出来て、でもそういう会社は個人向けの営業力も、会社の看板もないからすべからく潰れていっている。


何が言いたいかっていうと、中古再販ビジネスモデルってのは扱っている商品の関係上、買う側とすれば結構リスクが高くて、知識のない個人の客にそういう物件を売りつけるには「ずば抜けた営業能力」か「全国的な知名度(ブランド)」が必要だということだ。

そういう意味で、再販業者はこれからもどんどん乱立していくだろうが、結局は地力の強い会社か、完全に全国的な知名度として突き抜けてしまったカチタスくらいしか最終的には生き残れないのではと感じ始めてきている。

今のPER23倍という株価は「今後10%程度の成長が10年近くは続く」という非常に高い期待が織り込まれた株価で、正直割高圏にはまだあるとは思うのだが、期待が剥がれない限りはこの程度の株価推移で行くと思える値段だと感じる。