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野村ホールディングス(株)【8604】の掲示板 2019/02/16〜2019/03/08

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米国株、3日続落 ダウ133ドル安、米中協議の先行きに警戒感

6日の米株式相場は3日続落した。ダウ工業株30種平均は前日比133ドル17セント(0.5%)安の2万5673ドル46セントと2月14日以来ほぼ3週ぶりの安値で終えた。米中の貿易協議の先行きに警戒感が広がり、中国売上高が大きい銘柄を中心に売りが出た。原油価格の下落も重荷だった。

米商務省が発表した2018年の貿易統計(通関ベース)でモノの赤字が8787億200万ドルと06年以来12年ぶりに過去最大になった。対中国が2年連続で最大となり、トランプ米大統領が貿易協議で一段と強硬姿勢に傾きかねないとの警戒感を誘った。ボーイングやキャタピラーなどが売られ、ダウ平均を押し下げた。

過剰在庫への警戒感を背景に原油先物相場が続落。収益悪化への警戒感からエクソンモービルなどエネルギー関連株が売られた。米長期金利が低下(債券価格は上昇)し、利ざや縮小への警戒感からゴールドマン・サックスなど金融株も下落が目立った。

雇用サービス会社ADPが発表した2月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比で18万3000人増えた。ほぼ市場予想並みだったが、共同調査しているムーディーズ・アナリティクスのエコノミストが「雇用拡大のピークは過ぎた可能性がある」と指摘した。8日発表の米雇用統計を見極めたいとの雰囲気が強まり、買いが手控えられた。

米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は1月下旬から2月にかけて米経済は「拡大を続けた」と総括判断したが、政府閉鎖の影響で「一部産業の活動が鈍化した」と指摘した。貿易政策の不透明さが需要を押し下げていると指摘したが、株式相場の反応は限られた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、70.441ポイント(0.9%)安の7505.920で終えた。アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)など主力株の一角に売りが優勢になった。