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オリックス(株)【8591】の掲示板 〜2015/04/28

>>81157

◆2013/06/12 日本経済新聞 夕刊 1ページ
オリックス、中東で保険、民間最大手に出資――株25%取得、健保義務化で市場拡大。

オリックスは、サウジアラビアなどで健康保険や自動車保険を手掛ける中東の民間保険最大手メドガルフに出資する。総額約200億円で株式の約25・7%を取得。オリックスが海外で保険業に参入するのは初。サウジなど中東諸国は国が無料で医療を提供する制度から保険への加入を義務付ける制度へ移行しつつあり、市場拡大が見込めることから投資を決めた。

メドガルフはバーレーンに本社を置く持ち株会社で、サウジのほかヨルダンやレバノンに子会社を持ち事業展開している。一般の保険のほか、イスラム法に沿ったイスラム保険(タカフル)も扱う。サウジでは国営保険会社に次ぐ2位で、約18%のシェアがある。

オリックスはバーレーン当局の認可を得た後に、創業者から株式を取得する。役員も合計3人派遣して、持ち分法適用関連会社にする。これまで中東4カ国でリース事業を展開してきたが、保険にも広げる。日本勢では東京海上ホールディングスが昨秋、同じサウジで現地銀行との合弁で保険会社を設立している。

サウジは国営病院を通じ、国民に原則、無料で医療を提供している。ただ人口増で財政負担が重くなり、2006年から健康保険への加入を義務付ける方向へ転換した。すでに外国人や民間企業の従業員は加入が義務付けられ、今後は公務員などにも広がる予定だ。自動車保険も07年から全車両に加入を義務付けた。

サウジでの健康保険の加入者数は800万人強で、現在は全人口(約2800万人)の3割程度にとどまる。自動車保険の強制加入も実施率は50%程度だ。08年に27億ドルだったサウジの保険市場は直近5年で約2倍に成長。13年は54億ドル程度になるとみられる。今後強制加入の制度が浸透すれば民間企業が手掛ける保険の拡大余地が大きい。

健康保険への加入を促す流れは湾岸を中心に中東諸国で共通している。アラブ首長国連邦(UAE)も強制加入の保険制度を導入する予定だ。

中東では国内総生産(GDP)に対する生命保険・損害保険の普及率が1%程度で、先進国平均(8・6%)と比べて低い。オリックスはメドガルフを通じエジプトやトルコなどでも事業拡大を進める方針だ。

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  • >>82043

    ◆2013/07/13 日本経済新聞 朝刊 13ページ

    オリックスの2014年3月期は海外事業の税引き前利益(米国会計基準)が前期比40%増の700億円強になる見通しだ。海外での積極的な企業買収や出資が収益を押し上げる。アジアや中東でのリース事業も好調で金利収入が伸びる。

    7月に欧州の資産運用大手ロベコを当初予定より1カ月早く連結子会社化。6月には中東の民間保険大手への出資を完了した。5月に出資を発表したモンゴルの大手金融グループも今期の決算に取り込む見通しだ。

    税引き前利益に占める海外事業の比率は前期の27%から35%程度に上昇する見込み。新規の海外投資やロベコの連結を前倒しした効果で、純利益は21%増の1350億円とした従来予想から上振れする可能性がある。営業資産に占める純利益の割合(ROA)は前期の1・8%から今期には2%を超すとみられる。

    国内事業も事業投資部門を除く4部門で増益となる公算が大きい。浦田晴之副社長は「アベノミクス効果で設備投資が上向けば、国内でも想定以上の収益拡大を見込める」という。

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