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(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2023/04/28〜2023/05/02

>>1150

 大学ファンドの当初の基本ポートフォリオ(資産構成)は政府の有識者会議で、国内外の上場株式が65%、国内外の債券が35%と決められた。運用を委託している先は、昨年9月末時点で、ブラックロック・ジャパンや三菱UFJ信託銀行など4機関だ。

 だが、運用を開始した昨年4月から9月までの半年間で1881億円もの損失を抱える結果となった。世界的な債券価格、株価下落の影響を受け運用資産が目減りしたのが主因だ。同ファンドは、2024年度から毎年3000億円の運用収益を大学に助成する計画になっているが、出足をくじかれた格好で、「長期的な視野に立った運用だろうが、このままでは収益が出ずに助成はできないのではないか」(都内の大学教授)と心配されている。

 大学ファンドが高い運用成果を上げるためには運用のリスク度を引き上げないといけない。基本ポートフォリオは、同じ公的な年金資金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオが国内外株式がそれぞれ25%、国内外債券が各25%なのと比べ、株式のウエートが高く、リスクをとる積極的な運用が窺える。