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フルサト工業は、機器・工具セグメントにおけるセキュリティー事業を強化する。同事業で扱う監視カメラや入退室管理システムなどについて、新型コロナウイルス感染症の第2波到来に備えて工場や店舗での従業員管理用に需要が広がるとみる。サービスも拡充する考えで中長期的な成長を見込む。セキュリティー事業の売上高を2023―25年度中に19年度(20年3月期)比約3・6倍の100億円に引き上げる。

監視カメラ・システムのトップメーカーである中国・ハイクビジョンの製品をセキュリティー事業拡大の軸に据える。同社の製品は、16年にフルサト工業の傘下に入ったセキュリティデザイン(東京都港区)が取り扱っている。

ハイクビジョン製品はサーマル(赤外線)カメラによる非接触温度測定ができる。新型コロナの感染拡大を踏まえ、入館時などの1次検査に役立つ製品群を拡充。投入済みの手持ち型、三脚などに取り付けるタレット型に加えて、6月下旬に顔認証リーダー型を発売する。

顔認証型は人工知能(AI)を搭載し、検温以外に対象者のマスク着用の有無を識別してアラーム通知もできる。消費税抜きの価格は40万円程度を想定。工場やオフィス以外に、スポーツ競技場やスーパーなど幅広く提案する。

これまでセキュリティー事業で想定してきた監視・防犯など向けに加え、新型コロナ対応の需要を取り込み、事業拡大を目指す考えだ。

フルサト工業の古里龍平社長はセキュリティー事業について「今後の成長エンジンとなる分野だが、スピード感も求められる。経営資源も積極的に投資したい」と話す。