ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/05/29〜2021/06/03

任天堂はコンピュータゲームを作っているのではなく、安くて楽しいみんなで遊べる娯楽を作っている会社であり、たまたまコンピュータという新しい媒体が発明され、それを使うと面白そうな娯楽が開発でき、娯楽の幅が広がり、質がよくなりそうなので、いろいろと工夫をしながら挑戦をし続けているということです。その挑戦の一部の表現形式がたまたまコンピュータゲームというスタイルと重なっているに過ぎず、その目指すところはコンピュータゲームの開発ではありません。

ではその娯楽とは、これまでにあったものかというと、もちろん過去の経験や製品に触発されているところはありますが、基本的には新しい楽しみ方を追求しています。その新しい娯楽の探求にコンピュータという機械はとても柔軟に対応できるということで、その応用が進んでいるに過ぎません。

しばしば言っていることですが、そもそもコンピュータというものの正体は、単純な演算素子が多数集まって、そこに入出力デバイスが追加され、そのその機能を使ってソフトで、いろいろなことを仮想的に実現可能にしたものであり、その最大の特徴は、入力をデジタル化できれば、それをどのようにでも情報処理して、出力させることができることであり、その処理できる範囲が、コンピュータの高性能化により、次々と広がっているということです。

今はまだゲームに使われることが多いですが、そのゲームという概念の拡張があり、例えばリングフットアドベンチャーは、体の各部の筋肉の力というものをデジタル化して入力に使い、それに仮想空間の処理技術を付加して、視覚や聴覚に対応する刺激を与え、それがモチベーションを刺激し、運動というものに発展し、そこから健康というものにまで影響を広げ、そこから社会の健康にまで効果を波及させています。

これもコンピュータの柔軟性を活かし、任天堂の娯楽の開発力も活かし、そこから任天堂が作るコンピュータを活かした製品により家族を元気にするという、目的の拡張を実現しています。

要するに任天堂の目的の新たな一面を切り拓いています。冒頭で書いた、任天堂はゲームソフトを作っている会社ではなく、家族を元気に明るくするという、より高次の結果に到達しています。

それを可能にしているのは、本格的なコンピュータを任天堂が採用できたことの効果の一つであるということです。