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(株)ジャパン・ティッシュエンジニアリング【7774】の掲示板 〜2015/04/28

厚生労働省は27日、理化学研究所などのチームが申請した人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使う網膜再生の臨床研究を審議する「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」を開いた。

 急速に視力が失われる「滲出型加齢黄斑変性」の患者から作ったiPS細胞を網膜の色素上皮細胞に成長させ、先端医療センター病院(神戸市)で移植する臨床研究。理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが2月に厚労省へ申請、第1回の審査委員会となる。

 委員会では幹細胞の研究者や法律の専門家らが安全性や倫理面の問題を審査。審議は非公開で、競争の激しい分野の研究が計画段階で外部に漏れるのを防ぐのが理由という。

 委員会の開催はほぼ2カ月に1回。妥当性が認められれば、厚労相の意見を踏まえ、臨床研究が始められることになる。始まれば、iPS細胞から作った細胞を患者に移植するのは世界初となる見通し。