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(株)SCREENホールディングス【7735】の掲示板 2021/09/23〜2021/12/06


ーーソニー570億円出資-TSMCが熊本に8000億円規模の半導体工場ーー
                         2021年11月10日

・ソニーの出資比率は全体の20%未満、政府の支援受け入れも検討

・2022年に着工し24年末の生産開始目指す、月間生産能力4万5000枚

ソニーグループは9日夜、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に建設する
半導体受託生産会社に約5億ドル(約570億円)を出資すると発表した。
出資比率は20%未満となる予定。

当初の設備投資額は約70億ドル(約8000億円)となる見込み。
先端技術を扱う新工場では約1500人の雇用を創出、
月間生産能力は4万5000枚(300ミリメートルウエハー換算)となる見通し。

2022年に建設を開始し、24年末の生産開始を目指す。

新設する工場については、先行する世界の主要メーカーから後れを取る
最先端の半導体生産で、挽回を目指す日本政府から支援を受ける前提で検討
している。

萩生田光一経済産業相は10日の閣議後会見で、半導体を安定的に調達する
ことは国内の経済安全保障のためにも重要だとし、先端半導体の基板確保
で他国に匹敵する措置を講じるべく
「必要な予算の確保と枠組みをすみやかに構築したい」と述べた。

シティグループ証券の江沢厚太アナリストは9日付のリポートで、事業拡大
につながる新生産能力の獲得自体は「ポジティブ」とした一方、
出資という新たなコストとリスクを背負ったことで
「総合的にビジネスの条件が悪化するリスクもある」と指摘した。 

ソニーGの十時裕樹最高財務責任者(CFO)は10月28日の決算会見で、
同社が強みとする画像センサーに欠かせない半導体部品である
ロジックウエハーの「安定調達は重要課題」だと指摘。
TSMCや経済産業省と協議し、新工場立ち上げに協力し、調達先に加える
ことを検討していると述べていた。