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(株)インターアクション【7725】の掲示板 2019/09/05〜2019/10/21

決算がでました。
コンセンサスには届きませんでしたが、かなり良い決算だったと思います。
特に営業利益率の改善が目覚ましく(前年同期13.9%→25.6%)、Iot関連事業(イメージセンサー検査装置、瞳モジュール等)の利益率の高さが実証されています。
懸念は皆様ご指摘の受注です。
私は受注残と受注高(四半期ごとの受注獲得額)の両面から受注を見ています。
受注残高は前年同期末比▲399百万円の1,898万円に終わりました。
これが第2四半期の売上の足元になり、かつ第2四半期当初月の9月には大口受注がなく、たとえ10月以降大口受注が取れても、11月までの第2四半期に売上計上できる可能性は低く、同社の第2四半期の売上高は前年第2四半期の(前年売上高2,263百万円)売上高に届かない可能性が高いと見ています。
また、前年第2四半期の営業利益率は28%と高く、今第2四半期は利益面でも前年比厳しくなると予想しています。

ただこれは極めて近視眼的な短期的見方で、四半期ごとの受注高を見ると回復傾向にあります。
四半期ごとの受注高(受注獲得額)は下記の通りです。
2018年2月期(単位:億円)
第1四半期:18.2
第2四半期:12.9
第3四半期:14.1
第4四半期:16.7
2019年2月期
第1四半期:26.1(ピーク)
第2四半期:23.2
第3四半期:16.8
第4四半期:15.6
2020年2月期
第1四半期:19.2(前年同期比大きく減少していますが回復傾向。)
受注高の推移をみると前年第1、第2四半期が吐出しており、その後大きく落ち込み、今第1四半期は回復途上にあると思われます。
また、同社の主要販売先であるソニーのイメージセンサーの売上は下記の通りです。
2018年3月期実績:6,494億円
2019年3月期実績:7,114億円
2020年3月期予想:8,400億円
従って、インターアクションの業績は第2四半期は期待できませんが、その後受注も回復し、下期、来期にかけ成長軌道に戻ると見ています。
週明け、売られる可能性が高いですが、その後押し目を探り、手持ち株を徐々に積み上げていく方針です。