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航空機内装品メーカーのジャムコは26日、航空機用のシートなどの製造・検査工程で不正があったと発表した。すでに弁護士らによる第三者の特別調査委員会を設置しており、原因究明や再発防止策の策定に取り組む。東京都内で会見した大喜多治年(はるとし)社長は「このような事態を引き起こして、当社製品納入先、利用先など関係者に深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 今回の問題は、子会社の宮崎ジャムコ(宮崎市)で、シートや化粧室の部品製造工程で、検査員資格を保有していない作業者が、検査員の印を不正に使用して、検査を通過させていた。また、ジャムコの立川工場(東京都立川市)でも、行うべき部品の受け入れ検査を実施していないなどの問題があった。

 社内調査では、不適切な検査の対象は、平成27年4月から昨年11月までの約4600件に上るという。ただ、その後の部品検査や完成品に仕上げた段階での検査によって、製品の安全性は確認できたという。

 石井啓一国土交通相は26日の閣議後会見で、ジャムコに対し「誠に遺憾」と表明し「必要な行政処分などをできるだけ早期に行う」との方針を示している。