ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日本車輌製造(株)【7102】の掲示板 2015/04/29〜2018/10/22

鉄道車両の空気ブレーキは「空気圧が減ると」ブレーキが掛かります。
つまり、デフォルトでブレーキが掛かる状態になっており、空気圧をかけて
ブレーキを解除し、走行するようになっています。(自転車やバイクの逆のイメージ)
こうすることで空気圧の系統に異常が生じた場合にブレーキが掛かって停止する方向に
向かうため、安全性が高い機構となっています。
事故直前の急ブレーキの連続は、空気圧が不安定になったことによりブレーキの解除が
十分に行われず、運転者の意図しない形で制動が発生した可能性があります。
この空気圧系統の不具合から起きた不随意な制動の連続を、速度制御システムの
誤動作による制動と誤認し、システム側を解除したと仮定すると一応辻褄は合います。
(台湾のシステムの仕様は分かりませんが、日本の速度照準機能のあるATS-Pには、
速度超過を検知した場合常用最大ブレーキが掛かり指定の速度まで落とす仕様のものがあり、
これが連続して起動するとあたかも急ブレーキを連続したような挙動になります。)