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(株)リード【6982】の掲示板 2022/01/25〜2022/04/01

リードは、自動車用外装部品で熱に伴う収縮変化を防ぐアニール処理を行わず品質を維持できる技術を確立した。材料メーカーと開発した収縮変化に強い材料を用いて工程を短縮し、部品費を15―30%削減する。2021年度中に適用部品の量産を始める予定で、主要顧客であるSUBARU(スバル)に納入する。生産性向上とともに、環境に配慮した工程づくりで競争力を高める。

車の外部を飾るガーニッシュなどの樹脂部品に同技術を適用する。樹脂素材は熱や経年で収縮し、寸法が変わりやすくなる。そのため100度Cで30分間焼き入れし、いったん収縮させるアニール処理でその後の寸法安定性を高めてきた。

リードでは樹脂材料の成分や配合に工夫を施して収縮変化に強い材料を開発。アニール工程を経ずに樹脂成形を経て出荷できるようにした。焼き入れする人や炉、治具などが要らず、電力消費量も削減できる。

★10:54  リード-一時ストップ高 車工場に省エネ新目標 経産省が製造時の脱炭素てこ入れとの報道を材料視か

 リード<6982>が一時ストップ高。27日付の日本経済新聞朝刊は、経済産業省が2023年度にも国内の自動車工場に対する省エネルギー目標を新たにつくると報じた。

 記事によれば、車体製造と組み立て工程にかかるエネルギー量を自動車メーカーが計測し、業界平均より高い水準を達成するよう促すもよう。二酸化炭素排出量などについて、走行時だけでなく、製造から廃棄までを含めた環境負荷を測る「ライフサイクル評価」を重視。国際的な流れに対応するとしている。

 同社は二酸化炭素排出量の削減に寄与するアニールレス技術を用いた外装樹脂製品の量産を手がけており、経産省による省エネ目標が業績に追い風との見方から、買いが入っている。