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東芝の債務は本当に「1兆円」で終わるのか
政治・社会 2017.5.1
PRESIDENT 2017年5月1日号

「経営陣の数字はもう信じられない」

東芝は3月29日、米国の原子力子会社であるウェスチングハウス(WH)の米国連邦破産法11条(チャプターイレブン)をニューヨーク州連邦破産裁判所に申し立てた。同日の東芝の発表によると、裁判所による再生手続きの開始によって、東芝の「実質的な支配から外れるため、2016年度通期決算より当社の連結対象から外れることになります」としている(※1)。一方で、東芝がWHに対して行っている「親会社保証」を完全実施した場合の貸し倒れ引当金などを見積もった結果、通期決算の最終損益は1兆100億円の赤字になる「可能性がある」とした。もちろん日本の事業会社として前例のない過去最大の赤字である。

h ttp://president.jp/articles/-/21944?display=b