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日本金銭機械(株)【6418】の掲示板 〜2015/04/27

>>17012

ご存知の方も多いと思いますが11/21に東京都が2020年の東京オリンピックのレガシーを活用する委員会を設置しました。

次の通常国会に再度提出されるIR推進法案は2020年前後にIR施設を稼働させる事を大きな目標にしておりますが、東京都内に2020前後にIR施設を稼働させるには東京オリンピックの施設建設と同時進行となり、建設費の高騰を呼ぶ為に舛添都知事から前向きな発言が出ておりません。

しかしどうでしょうか?IR施設は最初に認可される3ヶ所だけではなく、将来的には10ヶ所程度を想定しております。
レガシー活用とIR施設は大きなシナジー効果が有ると思います。

舛添知事は11/27の外国人特派員協会での記者会見で非常に意味深な発言をしております。

まずカジノ解禁に関しては。
「カジノについては、もっと多くの議論が必要。しかし、私が言っておきたいのは『カジノなしでは経済は回復しない』という人がいるが、これは間違い。私はカジノなしでも経済を復活させる」

そして、「カジノが日本経済を復活させるものであるなら、あなたは支持しますか?」とに質問に対して。
「ロンドンやパリと比較して、東京の問題は”アフターディナー”の楽しみがないこと。その"楽しみ"の中にカジノが含まれるかもしれない。でも私は熱心なカジノ推進論者でもないし、反対論者でもない」と答えております。

つまり彼は経済回復にはカジノは不可欠という意見は否定するが、東京の”アフターディナー”を充実させるの為のカジノは否定しないという事になります。

彼は自民党を離党したにも拘らず都知事選で自民党の推薦を受けた狡猾な男です、彼は彼なりに計算が有ると思います。

これ以降は私のうがった想像ですが・・・・

例えばIR施設を2020年以降に建設を始め開場を目指す趣旨のコメントを彼が出した場合、当然IR施設の本命は東京になるのは当然だと思います。しかし今まで熱心にIR施設の誘致に向け動いていた地方の自治体にとっては非常に大きな失望になるでしょう、それが彼や都政にとってプラスになる事は無くマイナス面が多いと思います。
また様々な機関がIR施設の経済効果等を計算していますが、実際には稼働してみないと解らない部分も多いと思います。
勿論最初にIR施設を稼働させれば、話題にもなりますし、有利な面も多いと思います。
しかし2番手であっても東京にIRを作れば、間違いなく日本最大のIRになると彼は計算しているのでしょう。
彼の発言は、やや否定的ながらもニュートラルな立場であることを仄めかしております。
恐らく表立った動きが出るのはIR推進法案成立後か、実施法制定後だと思います。