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北越工業(株)【6364】の掲示板 2018/08/12〜2024/03/07


総合4
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優良企業にマネー誘導 上場絞り込み 東証「1部安住」にメス
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東京証券取引所が1部市場の上場企業数を絞り込むのは、優良企業にマネーを誘導する狙いがある。東証1部は企業数の肥大化に歯止めがかからず、優良企業と小粒で低収益な企業が混在する「玉石混交」の状態。それでも公的年金などが東証1部全体に資金を投じているという問題がある。1部の絞り込みには、日本人のおカネ、「国富」をうまく生かしていくという意味合いがある。
(1面参照)
東証1部の企業数は2100社を超え、最上位の市場としては肥大化が目立つ。ロンドン市場は500強、欧州のユーロネクストは300程度に絞り込んでいる。
上場基準の「緩さ」が一因で、2部とマザーズ経由なら時価総額が40億円あれば1部に移れてしまう。この結果、東証1部は小粒な銘柄が多くなってしまっており、時価総額の中央値は570億円と海外の最上位市場に遠く及ばない。ユーロネクストは約6100億円と10倍以上の水準。米ナスダックやロンドン市場も2~3倍の規模だ。
「1部上場ゴール」問題も指摘されている。東証1部は時価総額の面では20億円を維持していれば上場を続けていられる。また、東証1部だと公的年金などの資金で株価が下支えされるため、現状に満足して成長を目指さない企業が少なくないとの批判がある