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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2020/09/10〜2020/09/20

アビガンは、RNA複製の阻害作用を持つ。
従って、その効果が、最も発揮できる時というものがある。
すなわち、重症化して、ウイルスが大量に細胞内外に存在しているときには、使い時は遅すぎるのである。
感染して間もないころ、少量のウイルスが上皮細胞に侵入して、そこで増殖して、その細胞を破壊しながら組織中に散らばっていって、さらに、このウイルスの特徴である血管内皮細胞や線維系の細胞内に侵入して、そこで増殖を始める前までに、アビガンを使っておけば、それらの細胞内での増殖を防ぐことによって、重症化を止めることができる。
その時期までが、もっともアビガンが効果を示す時期である。
それ以降に使用しても、病態が進行していて、ウイルスが多数存在しすぎていて、ウイルスのRNAの複製の抑制をしても、病態の大きな流れを変えることは難しくなる。
その時期には、体力と免疫の関与が大きくなる。
それゆえに、アビガンの有効性を調べるためには、軽症の時期に調べることが最も適切である。
しかしながら、厚労省がFFに課している使用時期は、軽症ないし中等症の時期である。それゆえに、DATA上有効性を示すことが、95%以上の有意性の確率を持って示すことは、使い時を考慮すると、すこし難しい点がある。
この点において、藤田の例では、80から92%程度の確率しか出せないこととなった。例数も少ないことも、その数字に影響を与えた。
症例数の平方根に反比例する数字が、確率を上げるためには重要で、例数が少ないために、その確率を上げることができなかったこともある。
また、中等症の例では、ウイルスの数だけではなく、免疫の強さも関係してくるために、アビガン単独の作用のほかに、免疫の強さが効果に影響してくるために、その影響を受けて、単独での有効性が出にくくなるということもある。

しかし、それでも、アビガンは、95%以上の有意性を持って有効性を示すものと考えている。
アビガンは、理論的に、それくらい優れているものであると考えている。
しかも、副作用は、すでにわかっているもの以外は、今のところ問題となるものはないと思われる。
すでにわかっているということは重要なことで、サリドマイドでは、使用しているときには、全くわかっていなかったものであり、エイズは、外国では、血漿製剤に対して注意をすでに喚起していたにもかかわらず、日本国内では、それを無視していたものである。
それらの薬害に懲りて、異常すぎる警戒を示すことは、科学的ではないと考える。
本質的に、誤った副作用に関する考え方であると考える。

このように、アビガンの承認には、多くの障害があるが、アビガンを使用することのみが、今現在できる、人類を救うことができる、唯一の手段であると考える。