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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2021/08/27〜2021/09/04

新旧いろいろな方々が喧喧諤諤やられていますね。

今回のカンファレンスコールについて、一度聞いただけなので、記憶違いもあるかも知れませんが、少し。

あの東洋経済の人の質問ですが、もともと、p20の対象事業の業績についての説明なので、のれんは関係なかったけど、のれんの質問もするから、連結の話になって、訳がわからなくなったように思います。あの人の質問はそーせいのときにも聞いたけど、全く業務内容を理解していないからパスです。東洋経済の記事でも時々間違いがあり、指摘したして修正記事が出たこともありましたが、専門性には?です。

それよりも証券会社の人の質問で、売上が20億ぐらいで、中期の目標のために研究費がかさみEBITDAは赤字になるのではとありましたが、その可能性はあると思います。この子会社の売上はコロナの影響で検査事業の売上が低迷したと思われますが、それほどは回復しない可能性があります。

で、なぜこの会社を買収したのかと、核種の性質、ハブという説明からの勝手な推測です。
RayzeBioやNovartisで進められている特殊環状ペプチドを用いた放射性製品は、最終的には同じ製品が担当以外の地域に導出され、その導出に当たって子会社にしなくてはならなかったのではと思っています。(これはスライドでも書かれているのですが)
一般的に立ち上げてから3-5年で新たな開発品の導入なんてとうてい無理ですが(質問にもありましたが)、しかし、海外のプロジェクトの進行を考えると導入だけなので、可能かもと思います。もちろん、これまでのことを考えると、遅くなる可能性は十分にありますが。
あとこの子会社は台湾に販売権か販売網を持っているんですかね。ぽつんと国旗が意味するところが何かなあと。ひょっとしたら、海外プロジェクトの導入も結構煮詰まっているのでは。そうでなければプラスαに特定の国を書くことはしないのでは。

今回の買収で大きく業態が変化しましたが、やはりそこには前兆があり、それが現BioHavenのKleoだったり、RayzeBioだと思います。どちらもこれまでのパテントを売るのではなく、特定の製品を作るための共同作業で、この先のPeptidreamの業績を占うものと思います。

それと、ミラバイオについても少し。
当然のことながら、ミラバイオが作る製品とペプチドリームが作るものは違うものなので、そこにはProsとConsがそれぞれにあります。
両者の、大環状ペプチドとミラバイオのそれを比較したとき、大環状ペプチドだけであれば、対象のタンパクにくっつくだけです。だからどこにくっついて、どういう機能を示すかは予想はしていますが、昨日実験をしなければなりません。それに対して、ミラバイオのそれは一つのタンパクに対象タンパクに結合する領域(これがPDPSでスクリーニングされたもの)と機能領域が結合しています。だから、目的の機能を付加できています。
そして、大環状ペプチドは経口なり、注射なりで体外から取り入れますが、ミラバイオは自分の体の中で転写されてできます。なので、細胞内に取り込むという作業が必要ありません。だから、ミラバイオのProsを書いたら、どなたかが指摘された書き込みになりますが、あくまで両者を比較したときの良いところを列挙したに過ぎません。そういう意味ではミラバイオの製品は機能タンパクだけで化学物質を付けることはできないから、毒性を持たせることは難しくなります。
まあ、自分の水は甘いよっていうために、良いところを列挙したに過ぎず、これはペプチドリームも、そしてどの会社も自社の技術や製品をアピールする際にやることです。
で、最終的にはそれぞれの疾患に最適なProsを持つモダリティーが選ばれるに過ぎません。大環状ペプチド、PDC、低分子、抗体、RNAのどれもが唯一の究極ではありません。そういう比較はあまり意味をなさないと思います。

最後に繰り返しになりますが、この買収は放射性治療薬に関して機が熟したから手を打ったと思っています。仮に増資をしたとしても、積極的なファイナンスは買いで対応します。もともと創薬は10年はかかる仕事だから、結果はどれくらいに出てくるかは全くわかりませんが、まあこんなところでまだ見えてもいないことを話してもしょうがないのでは。