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(株)デ・ウエスタン・セラピテクス研究所【4576】の掲示板 2017/01/24〜2017/02/06

中国系ファンド、日本企業買収に300億円 3年で10社目標
2017/2/6 22:03
アジアニュース
 【上海=小高航】中国系投資ファンドのCITICキャピタル・パートナーズ(CCP)は6日、日本で300億円規模の企業買収ファンドを組成したと発表した。医療や環境、消費分野で優れた製品や技術を持つ日本企業に出資し、中国やアジア市場への進出を支援する。今後3年で計10社程度への投資を目指す。

 CCPは中国の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)傘下の投資ファンド。2004年以降、日本で2つの買収ファンドを組成してきたが、今回は最大規模となる。日本や欧米の機関投資家十数社が出資し、当初250億円を計画していた投資枠を上回った。

 新ファンドは主に、優れた製品や技術を持つものの、単独では中国など海外市場への進出が難しい中小企業の買収をめざす。すでに若者向けアパレルのマークスタイラー(東京・渋谷)や、婦人靴専門店のアカクラ(東京・世田谷)に計30億円強を投資した。

 一方、環境問題や医療、高齢者介護といった中国の社会問題の克服につながる技術を持つ日本企業にも積極出資する。このほど感染症の検査キットを製造する非上場企業にも出資した。

 CCPは日本企業を買収した後、CITICが中国やアジアで抱えるネットワークも活用しながら、製品や技術の海外展開を強化する。財務体質や製品の競争力など企業価値を高めた上で、株式市場への上場や売却を進め投資資金を回収する。

 CCPが04年以降に日本で組成した2つのファンドは総額約350億円で、合計12の買収案件を手掛けてきた。