ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2019/07/04〜2019/08/07

>>238

研究の方法
② 日本人で頻度が高い HLA クラス II 分子に結合する TAA 由来のペプチドを推定して合成し、ヒト末梢血中の CD4+T 細胞を刺激することにより、Th1 細胞を誘導できるかどうか検討した。さらに、これらの Th1 細胞が樹状細胞の存在下に、組換 TAA に対して免疫応答を示すことを確認し、このような Th1 細胞が腫瘍免疫を担いうるかどうか検討した。
以上の検討の結果、in silico により推定されたペプチドの多くが当該 HLA に結合し、期待された TAA 特異性を示す CTL や Th1 細胞を誘導したことから、本研究では以下、ワクチンとして利用可能な HLA 結合性 TAA 由来ペプチドを、全て in silico により推定することとした。
③ TAA 由来の比較的短いペプチド shortpeptide(SP)を投与するペプチドワクチン療
法は、がん細胞を直接殺傷する CTL を誘導するが、十分な奏効は得られないことがある。
そこで TAA 特異的 CTL と Th1 細胞の併用による抗腫瘍効果について検討するため、Th1細胞を誘導可能な long peptide(LP)のうち、HLA クラス I 拘束性で、がん細胞を傷害するCTL を誘導可能な SP のアミノ酸配列を内包するペプチドを合成し、SP 単独との CTL 誘導効率の比較を行った。
④HLA-DR4 Tgm を作成し、HLA-DR4 結合性が予測された LP が in vivo で Th1 細胞応答を誘導できるか否か、またその至適な免疫方法について検討した。