ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

アンジェス(株)【4563】の掲示板 2020/11/06

11月6日「新型コロナ「ワクチン接種」はいつ始まる?…厚生労働委員会の”行司役”・渡嘉敷議員に訊く「ワクチン行政のイマ」」から抜粋。
"ワクチンの自国での開発は大切 今後の医療体制を考える契機に"
――Q:法案を見ると、ワクチンの接種で健康被害が確認され製薬会社などが賠償した場合、損失を国が補償する

健康被害が出た場合、企業側に全ての責任を負わせるとなると、企業としてはそこの国にワクチンを、卸すのをやめたいとなる可能性が出てきて、法整備が整っているところから、ワクチンを優先的に出してくるわけですよ。先進国で取り合いになっていますから、早く手を上げるためにも、日本はちゃんと「万が一の時は国が保証しますよ、メーカーに直接、請求が行くようなことはありませんよ」と言えるように法律を整えておくということですよね。

なにしろ慌てて開発させられているわけですから、その分リスクが高くなるのはみんな分かっています。それでも欲しいとおっしゃるのであれば、私たちが責任を負わなくても対応できる国から優先的に卸させていただきますとメーカー側は言いますから。

だから今回、ワクチンなど薬の開発を自国でもちゃんとできるようにしておくことも、すごく大切だなと思いしらされました。もちろん国内でも、開発を急いでいるんですけれども、自国でも開発ができるように、力をつけておかないと、こういう事態が起こったときに対応できなくなります。

今回のコロナを反省にして、薬の行政、マスクや防護服もそうですけれども、体制をある程度、国内で整えておかないといけないということを、今回私たちはとてもつらい思いをしながら身に染みたわけです。今後その体制をどうしていくのか、そして医療体制を支えるような、その医薬品業界をどういうふうに今後育てていくべきなのかっていうのも、もう一度考え直さなきゃいけない時期に来ているんじゃないかなと思います。