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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2016/09/22〜2016/09/23

高血圧治療DNAワクチンの特許登録について
1.今回登録になった高血圧ワクチンの特許は2012年4月に出願してあったものです。
ttp://ipinvestment.thyme.jp/archives/395

その明細書がこれです↓
ttps://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2016080540&recNum=6&maxRec=25814&office=&prevFilter=&sortOption=Pub+Date+Desc&queryString=Anges&tab=FullText

特許が先願主義ということは知っていたのですが、特許登録(特許承認)に4.5年掛かるというのは知りませんでした。その仕組は出願から1.5年経つと自動的に公開され、公開されてから3年経過すると登録が可能となるというものです。この知識があれば、2016年9月に登録IRがあることは予測可能でしたね。国内特許は遅れるのが通例なので来月以降になりそうです。

2.特許の登録は来年以降と勝手読みしていたのは私だけではないと思いますので、今回の登録IRは充分サプライズ効果があったのではないでしょうか。

3.他に特許出願中のものもあります。
2014年1月9日に新しい抗がん効果を有するVEGF-DNAフクチンの開発に成功したというIRが場中に出ました。
ttp://answers.ten-navi.com/news/404/
このときは、696円のストップ高になっています。翌日はどうだったかというと、出来高4倍で750円の寄り天となり、その3週後には40%下げていました。今回は十分低い株価でかつ特許登録IRなので下げても270円(11%稀薄化の水準)あたりから切り返すと見ています。

4.このVEGF-DNAワクチン特許の出願日は2013年8月、公開日が2014年3月。したがって、2017年3月頃に登録IRが期待できそうです。↓
ttps://www.google.com/patents/WO2014034735A1?cl=ja
この特許の研究開発の現状や評価は私には五里霧中としか言いようがありません。

6.話を戻して、高血圧治療DNAワクチンに関するニュースは、今後ともアンジェス社の株価を引き上げていける可能性が高いでしょう。米国で登録した価値は高いです。商品化は先の話ですが、メガファーマとの大型契約のニュースがいつ飛び出してもおかしくないと思います。

7.DNAワクチンは一般的に抗体医薬と比較して、安価で効果が長持ちするという長所があるため、成功すれば絶大な医療貢献をもたらしますが、ターゲットはガンや高血圧のように、患者数が多い病気になるかと思います。つまり、第Ⅲ相臨床試験となるとアンジェス社のようなバイオベンチャーではとても背負いきれないことになります。
アンジェス社がニッチな研究開発にこだわらなければ、来年、再来年と続けて大型契約を成立させてライセンスアウトすることを期待してよいかと思います。