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エーザイ(株)【4523】の掲示板 2021/01/11〜2021/03/31

エーザイが思い描く成長戦略のもう1つの柱は、提携関係にあるアメリカのメルクと抗がん剤「レンビマ」を大型薬にすること。

その戦略はうまくいっている。2020年度の売り上げは1415億円と前期比26%増の見込み。メルクから入る開発・販売マイルストーンなどの収入を含めると1700億円を超す商材に成長しており、会社の屋台骨を支えている。

今後もメルクの免疫チェックポイント阻害がん治療薬「キイトルーダー」との併用などの治験が多数控えている。これまで示してきた併用による有効性の高さから、レンビマの一段の売り上げ拡大がしばらく続くことはほぼ確実だ。

しかしレンビマも2020年代の半ばには特許切れが迫る。その間に世界初のアルツハイマー病治療薬を実用化し、成長の牽引役をこの分野にスイッチさせられるかどうかがエーザイの今後の占う大きなポイントだ。

「レンビマがの特許切れを迎える時にはアルツハイマー病など神経変性疾患の治療薬が相当育ち、中長期の成長を牽引する」。3月26日の説明会で内藤CEOは改めてこの成長シナリオに強い自信を示した。

そしてその前提は「アデュカヌマブ、レカヌマブ(BAN2401)の両方が承認されることが、そこまで来ている」と内藤CEOが相変わらずの自信をのぞかせる、理想のシナリオが実現することに他ならない。

★BAN2401がレカヌマブと命名された事が新しい発見



はたしてエーザイを待ち構えるのは天国か地獄か。今年6月までに出されるFDAの判断が大きなカギを握っている。