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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2020/06/24〜2020/07/01

 武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は24日の株主総会で、シャイアーの買収で世界第2位の血漿分画製剤メーカーとなったことに触れ、「血漿分画製剤は武田のコアビジネスになった。日本のビジネスにもっと投資していく」と語った。
 これに伴い、血漿分画製剤事業を中心とする子会社(現在の持ち分は87.3%)である日本製薬を100%子会社にするかどうかとの質問には「長期の目標としてどのような持ち分になるか考えていく」と答えた。
 また国内OTC事業の売却を検討しているとの一部報道に関する質問に対しては、日本のOTCビジネスは武田薬品の売り上げ全体の2%であり、ノンコアビジネスとの認識を示した。一方で「アリナミンブランドは非常に力強くわれわれの義務としてベストを尽くしてこのブランドをさらに育成し最適化していく」とも述べた。
●光工場へのFDA警告「できるだけ早い解消目指す」
 抗がん剤「リュープリン」や炎症性腸疾患治療剤「エンタイビオ」などを生産する武田薬品の光工場(山口県光市)が2019年11月に行われた米FDA(食品医薬品局)の定期査察によって、品質管理体制に関してWarning letterを受領したことについては「全世界に39の製造拠点がある中で光工場は非常に力強いサイト。改善措置を取りできるだけ早い解消を目指し取り組んでいる」と述べた。
 Warning letter受領の影響については「潜在的な供給のインパクトを分析している。インパクトを最低限に抑えようとして対応中だ」と述べた。