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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2019/12/31〜2020/02/04
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>>205
武田は19年1月、6兆円超でシャイアーを買収した。シャイアーは希少疾患や血液製剤に強く、専門性の高い病院とのパイプが太い。武田は海外売上高が全体の8割あるが抗がん剤や大腸炎治療薬などが中心で、築いた販路が異なる。ワクチンを皮切りに付加価値の高い製品にシャイアーの販売ルートを活用する方針だ。
世界の製薬業界は新薬候補の獲得を目的とする大型M&Aが相次いでおり、日本企業も競争力を高めようと買収を続けている。ただ、新薬開発が失敗するケースもある。このため、企業の買収後に相乗効果を生みだす重要性が高まっている。
mot***** 2020年1月11日 14:24
>>190
英調査会社エバリュエートによると、18年の世界のワクチン市場は305億ドル(約3兆3500億円)で、年7%近く成長している。24年には448億ドルに達し、疾患領域別では抗がん剤などに次ぐ4番目の規模になる見通しだ。米メルクや仏サノフィなど欧米4社がシェア8割超を握り、現地政府の承認を得て市場を確保すれば収益の安定成長が見込める。
武田は世界初となる4歳以上の幼児から使えるデング熱のワクチンを開発中で、20年度中に中南米で承認申請する。シャイアーの販路を使い、発売されれば年1千億円超の売上高になるとみられる。デング熱は蚊が媒介するウイルス性の感染症で、年に4億人が感染し2万人が死亡するという。
武田はインフルエンザや風疹のワクチンを扱うが、販売は国内に限られ数百億円の売上高とみられる。70年以上の事業ノウハウを生かし開発に力を入れ世界で売り出す。他に手足口病向けなど3種類も開発中で、デング熱ワクチンもあわせた中期的な売上高は計3千億円規模になり、同社の売上高を約1割押し上げる効果が見込める。