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ソースネクスト(株)【4344】の掲示板 2018/03/30〜2018/04/04

★目指すはソフト超えへの育成

ポケトークはスタート当初、反響の大きさに生産が追いつかず、店頭や自社サイトで品切れの状態が続いたが、2018年に入って徐々に家電量販店を中心に商品が並ぶようになった。「(ハードを販売するため)ポケトークはソフトほどの粗利はないが、充分な利益は確保できている」(青山執行役員)

同社は来2019年3月期以降、ポケトークをさらに幅広い層に浸透させていく意向だ。そのため、ネット広告にこだわらず、PCとは縁の遠い層にも届くような宣伝や販促活動を加速させる。

また米国やカナダなどでの独占販売権も獲得した。今年1月、ラスベガスで行われた家電見本市「CES 2018」に出展、ブース前には黒山の人だかりができ、大手小売りチェーン向け販売や大手企業での導入の引き合いが来ているという。同社は、2012年に設立した米国子会社を通じて代理店を選定、2019年3月期からの販売開始をもくろんでいる。

青山執行役員は「ポケトークは間違いなく、セキュリティや年賀状作成ソフトをしのぐ当社の看板商品になる。今後はソフトだけでなく、こうした先進的なIoT製品にもチャレンジしていきたい」という。

政府は2020年までに、訪日外国人を年間4000万人、インバウンド消費額を同8兆円まで増やすことを目標に掲げ、そのための課題の1つに、英語などの外国語への対応を挙げている。

現在、量販店でポケトークは電子辞書売り場の一角で展開しているところが多いが、今後、後発のメーカーが競合製品を出して競争が活発になれば、翻訳機器は一大市場に大化けする可能性もありそうだ。