(株)ダイセル【4202】の掲示板 2015/11/11〜2016/01/24

タカタ、ダイセルと提携検討　エアバッグ部品生産で
2016/1/23 2:00日本経済新聞　電子版
　タカタはエアバッグ事業で同業のダイセルと提携して共同出資の生産会社を設立する検討に入った。大規模リコール（回収・無償修理）の要因となっているガス発生装置について技術協力を仰ぐ。完成車メーカーにも近く支援を要請する。事業再建へタカタは単独での信頼回復は難しいと判断した。
　エアバッグを膨らます「インフレーター」と呼ぶ部品を共同生産する方針だ。タカタ製エアバッグは内部から金属片が飛び散る恐れがあり、原料に硝酸アンモニウムを使用するインフレーターが要因とみられている。
　タカタは問題のインフレーターの生産を段階的に減らしていくことで日米当局と合意している。硝酸アンモニウムをダイセルは使っておらず、ダイセルの製法や品質管理などのノウハウを取り込むことで信頼回復につなげる狙いだ。
　大規模リコールの費用負担で経営が悪化する恐れがあるため、完成車メーカーに対しても支援を要請する。リコール対応のための交換部品の供給体制を説明したうえで費用の負担軽減や部品の値下げ要求の見送りなどを打診するもようだ。
　タカタ製エアバッグの欠陥が原因とされる死者は９人に上り、リコールは世界で計5000万台規模に達する。タカタの2015年３月期の売上高は6428億円で、エアバッグ事業が約４割を占める。
ttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ22I0O_S6A120C1TI1000/?dg=1