ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)カネカ【4118】の掲示板 2019/06/15〜2020/04/22

2019年6月27日
【カネカグループ ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術がアルツハイマー型認知症治療剤に採用】

 カネカのグループ会社である株式会社ケイ・エムトランスダーム(本社:大阪市)の粘着基剤*1技術を使用したアルツハイマー型認知症治療剤の新基剤製剤が、3月13日に製造販売承認事項一部変更の承認*2を取得しました。

 本製剤は、小野薬品工業株式会社(本社:大阪市)及びノバルティス ファーマ株式会社(本社:東京都)が、経皮吸収型製剤*3である「リバスタッチ®パッチ」及び「イクセロン®パッチ」(両剤とも一般名:リバスチグミン)*4の改良の為に、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術を採用したものです。

 従来の製剤には貼付部位の紅斑やそう痒症などの皮膚症状の副作用報告があった事から、小野薬品およびノバルティス ファーマとケイ・エムトランスダームが協働して新基剤製剤の開発を進めてきました。
 今回承認を取得した新基剤製剤に採用されているケイ・エムトランスダーム独自の粘着基剤技術は、合成ゴム基剤として従来必須であった粘着付与剤を使用しなくても適度な粘着性を持たせる事ができる技術であり、肌に優しく、貼り心地が良い粘着基剤の実現が可能です。

 今後も当社グループは、独自の粘着基剤技術を活用し製薬企業と協働した製品開発を推進する事で、より多くの患者様のQOL向上に貢献してまいります。 以上

*1.基剤とは、医薬品製剤に含まれる有効成分以外の物質である添加剤のうち、基
 礎となる成分の事であり、経皮吸収型製剤に於いては、粘着層を形成する主な
 成分となる。
*2.製造販売承認事項一部変更の承認とは、既に承認を受け製造販売が行われてい
 る医薬品の承認内容(販売名、成分分量、製造方法、原料、用法用量、規格・試
 験法など)の一部に変更を加える場合に必要となる当局の承認のこと。所定の手
 続きにより医薬企業が申請、専門機関による審査を経て承認に至る。
*3.経皮吸収型製剤とは、有効成分が皮膚を通して全身循環血流に送達すべく設計
 された、皮膚に貼付して用いる製剤。
*4.「リバスタッチ®パッチ」及び「イクセロン®パッチ」はノバルティス社…

~以下は文字数の制限から省略~

★もう既に「お忘れになっていませんか?」と問いたくなる様な、ニュースリリースでした。