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(株)リミックスポイント【3825】の掲示板 2017/07/29〜2017/07/30

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袁紹 強く買いたい 2017年7月29日 21:07

「誰もが、チェンジメーカーだ」

 「ASHOKA(アショカ)」という名前をご存知だろうか。「ソーシャル・アントレプレナーシップ(社会起業)」という概念の生みの親であるビル・ドレイトン氏によって、1980年に米国ワシントンD.C.で創設された、社会起業家を支援する世界的なネットワーク組織だ。アジア、ヨーロッパ、中東、北アメリカ、南アメリカの32地域に活動の場を広げ、これまでに支援した社会起業家は約2800人。世界80カ国以上で社会問題の解決に向けて活動している。

 「社会起業家とは、社会に構造的な変革を起こす強力なチェンジメーカーである」。それが世界のアショカ・ネットワークをつなぐ共通の信念だ。既存の枠組みを超えた発想で、深刻な社会問題に対する独創的な解決方法を提示し、それを実行している人がいる。しかし高い志とはうらはらに、社会の底辺で苦しむ人々のために活動している人たちの多くは、生計が不安定であったり、精神的につらい状況に置かれていることが多い。

 そのため、アショカでは彼らの生活をサポートする「アショカ・フェロー」という制度を設けている。選ばれる確率は1000万人に1人というほどの厳しい選考を通過し、フェローに認定されれば、生活費の援助、法律相談、ビジネスコンサルティングなどのサービスを受けられる。また、各国のフェローと連携して新しい活動を始めることも可能だ。フェローたちのアイデアは、5年以内にその56%が各国政府の政策に影響を与え、社会変革に貢献しているという。

 日本支部である「アショカ・ジャパン」の事務所は、東京・広尾のビルの小さな一室にある。創設者で代表理事を務める渡邊奈々さんは、20代の若いスタッフ3人とともに働いている。

 渡邊さんはかつて、プロカメラマンとしてアメリカで活躍していた。慶応義塾大学文学部英文科卒業後、渡米。「自分の魂のレベルにあるような深い感覚を表現したい」と独学で撮影技術を学び、1980年にニューヨークで独立した。その後、「ヴォーグ」誌をはじめ人気のファッション誌に写真を提供、東京、ニューヨーク、上海、ベルリンなどで個展を開くまでになった。

ttp://www.huffingtonpost.jp/2013/05/11/ashoka_n_3249471.html