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(株)SUMCO【3436】の掲示板 2021/04/06〜2021/04/14

>>261

さむ子の総会②

③先端品を中心とするEWの増産と設備投資 何度も繰り返していますが、①今回のロジックサイクルで、今、需給が逼迫しているのはEWです。PWはメモリーの回復で徐々に改善していますが、供給過剰で、増産や設備投資が必要なのはEWです。2022年以降はまだ分かりませんが、PWの本格的な増産投資を行うウエハーメーカーはないと想定しています。②さむ子は2019年以降もブラウンフィールドでエピ炉を増設し、EWの逐次増産(年間10万枚/月程度?)を継続しています。増産はEWトップのさむ子が先行しており、信越がどう動くかがポイントです。③さむ子は総会で、顧客需要と長契に見合う逐次増産の必要性を強調していますが、ここ2年間を見ても明かなように、ウエハーや半導体は僅かな需給変動で価格が上下する典型的な市況商品でもあるので、逐次増産は正解です。例えば、今、車載向けやPC向けのチップ不足は極めて深刻ですが、これを解消するために、自動車などのメーカーや半導体商社はダブルブッキングやトリプルブッキングを覚悟で発注を出し在庫を積み上げます。需要を正確に見極めずに、安易な増産や設備投資に踏み切ると、2018年以降のNANDサイクルのような過剰供給に陥ります。また、さむ子はグリーンフィールでの増産投資を公表するはずですが、建屋は大きくとも、EWの増産は逐次増産となるはずです。
さむ子がここ1年程強調しているのは、AIによる生産性向上とボトルネック解消による増産です。個々の生産ラインの最適化⇒事業所全体の最適化⇒全工場(子会社を含む?)の最適化をAIとIOTを活用して行う。つまりドイツ発の「インダストリー4.0」のさむ子版をめざしているということです。逐次増産とさむ子版「インダストリー4.0」の増産効果を期待しています。どの程度でしょうか?
先端品を中心とする長契価格交渉の見通しのコメントはありませんでした。先端費を5-6割上げると言っているので、これがどうなるかが今後の最大の注目点です。

  • >>263

    さむ子の総会③

    ④ウエハーの需給と売上高 業績見通し「(株主通信に書いた)来るべき需要期とは今だ」

    20219年と20年は小口径(とFSTのスポット価格の低下)で落ち込んだが、今年の需要(売上高とは言っていない)は2018年並に回復する。FSTはフル稼働で、さむ子の単体も車載や民生向けの200㎜などの小口径が回復するので需要(数量)が2018年並に回復するというのは妥当な見通しだと思います。
     ただFSTのスポットを含めて価格がどこまで回復するかがポイント。仮に価格もそこそこ回復すれば、為替は円安に振れて2018年と同程度なので、単純に先端品の増産に伴う減価償却費の増加分▲174億円を差し引くと677億円。

    ここまで行かないとしても2019年を超える可能性は高いと期待しています。要はウエハー価格の回復次第です。今のところスポットも含めてウエハー価格についての情報は何もありません。これまでの営業益の実績とコンセンサスは次の通りです。
    2020年の営業益の実績は357億円(2018年は851億円、2019年は506億円)、今年の営業益のコンセンサスは417億円で、アナリストは今年の営業益は昨年を超えるが、2018年はもちろん2019年も下回ると予想しているので、どこかでサプライズが発生する可能性があるということです。

    2022年以降、先端EWを中心に長契価格が上がるので、数量増と価格上昇で2018年の業績を超えるのはほぼ確実だろうと思います。2023年以降は分かりませんが、価格交渉の見通しがハッキリすればアナリストがレーティングや株価目標を引き上げます。

    ⑤役員の世代交代と若返り ノーコメントです。