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(株)マツキヨココカラ&カンパニー【3088】の掲示板 2017/02/10〜2018/08/31

16日の東京株式市場ではインバウンド(訪日外国人)関連銘柄が下げた。15日に発表された7月の訪日客数の伸びが、約5年半ぶりの低水準となったことを受け、化粧品やドラッグストア、百貨店などに売りが広がった。伸び率低下は災害などが要因だが、中国景気の後退や人民元安の影響で需要が頭打ちになるとの警戒感も出始めた。
 美容・化粧品関連では、コーセーが一時13%安と急落し8カ月ぶりの安値をつけた。美顔器を手掛けるヤーマンも一時10%安、資生堂も6%安まで売られた。
 百貨店では既存店売上高が13カ月ぶりに前年同月比で減少した松屋が一時11%安となり、J・フロントリテイリングは年初来安値を更新。ドラッグストアでもマツモトキヨシホールディングス、ココカラファイン、サンドラッグなどが軒並み年初来安値を更新した。このほかJR西日本など鉄道株の一角にも売りが波及した。
 インバウンド関連銘柄に売りが広がったきっかけは、日本政府観光局(JNTO)が15日発表した7月の訪日客数だ。人数は283万2千人と過去2番目の高水準となったものの、伸び率は5.6%にとどまり、2013年1月(1.9%減)以来の低さとなった。
 伸び悩んだ直接の要因は、6月に大阪北部で起きた地震や7月の西日本豪雨など、災害が相次いだこととみられる。
 中国からの訪日客数は12.6%増と、7月も2桁の伸びを維持した。ただ、中国では小売売上高の伸び率で1桁台が目立ち、昨年に比べ減速傾向。市場予想を下回る経済指標の発表が続き、景気落ち込みも懸念される。