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日本経済新聞 電子版 2013/11/15 10:47より引用
鶏卵の卸価格が東京で8年8カ月ぶりの高値をつけた。今夏の猛暑で鶏が死ぬなどした影響が尾を引き供給は少なめ。そこに年末向けの食材用の需要や気温の低下で鍋物用の販売が増え、一段と値上がりした。首都圏のスーパーでは一般の卵の価格を1パック(10個入り)230~240円まで引き上げるケースが出てきている。

 指標となるJA全農たまご(東京・新宿)のMサイズ加重平均価格は15日、東京地区で前日に比べて10円高い1キロ270円、大阪地区でも10円上がり265円になった。

 クリスマス向けにケーキや菓子をつくるため加工メーカーの調達が活発だ。「価格が安い夏に十分に在庫を積めなかった卵加工メーカーが仕入れを続けている」(卸会社)という。

 スーパーの店頭では特売の回数が減っているほか、値下げ幅も小さくなっている。卸値に連動しやすい一般の卵の値上がりで、価格が固定しているブランド卵の割安感が出てきて消費がシフトしている。

 農林水産省がまとめた10月時点の鶏卵の全国平均小売価格は1パック(Mサイズ)201円で7月から約1割上昇している。