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設備・人材ETF失敗か、時価総額低迷-日銀マネーJPX400に
Bloomberg 2016年12月20日 00:00 JST 更新日時 2016年12月20日 12:46 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-19/OI9ZL76JTSEA01

・東証に6本上場、16日時点の合計額1792億円にとどまる
・時価総額の2分の1の範囲で購入ルール、規模拡大足かせの面も

日本銀行の指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ政策で、4月から新たに購入を始めた設備・人材投資支援の新型ETFの売買が低調だ。市場規模が一向に拡大せず、日銀も用意した資金を他の指数に振り向けるなど、現状は当初の狙いとかけ離れつつある。

  5月18日に初めて上場した「ダイワ上場投信-MSCI日本株人材設備投資指数」(当初設定額307億円)と「NEXT FUNDS野村企業価値分配指数連動型上場投信」(同41億円)の2本を皮切りに、現在まで6本の設備・人材投資支援のETFが東京証券取引所に上場した。しかし、いずれも売買が低迷、16日時点の時価総額合計は1792億円にとどまる。

  日銀は4月4日以降、設備・人材投資支援のための買い入れ枠で毎営業日12億円のETFを購入している。新型ETFの設定が間に合わなかった当初はJPX日経インデックス400連動のETFを代替的に買ったが、新型ETFの上場後はこれらの買い入れを始めた。ただ、新型ETFの時価総額が年間買い入れ枠の半分程度に過ぎないため、やむなくJPX日経400連動のETFも引き続き購入することを強いられている・・・

・・・さえないパフォーマンスも新たな投資資金の流入につながらない要因の1つだ。時価総額で最大の「MSCI日本株人材設備投資指数」の設定来上昇率(16日時点)は14.5%、「野村企業価値分配指数連動型上場投信」は12.4%と、いずれも同期間のTOPIXの上昇率16%に届かない。「MSCI日本株人材設備投資指数」の組み入れ上位はトヨタ自動車、KDDI、アステラス製薬、NTTドコモなどで、業種別では医薬品11.8%、通信11.7%、銀行7.3%、自動車部品・装置などとなっている・・・